スマホショップで乗り換えやオプションをすすめられる理由【携帯業界16年が正直に解説】

はじめに

スマホショップや量販店に行くと、なぜかいつも「乗り換えませんか?」「このオプション、初月無料(または1ヶ月無料)ですよ」と言われる。

「これをつけないと契約できません」「このオプションなしだと安くなりませんよ」と言われて、なんとなく言われるがままに契約してしまった経験はありませんか?

なんとなくモヤモヤするけど、理由がわからないから断りにくい。そんな経験、ありませんか?

この記事では、携帯業界で16年間、キャリアショップ・量販店・格安SIM・スマホ修理・コールセンターなど様々な現場を経験してきた立場から、「なぜそういう案内になるのか」を正直にお話しします。

特定のショップや担当者を悪く言いたいわけではありません。ただ、知っておくことで「この案内は自分に合っているのか」を自分で判断できるようになります。

結論:ショップも量販店も「構造上そう案内せざるを得ない」


先に結論を言います。

乗り換えやオプションをすすめるのは、スタッフの悪意からではなく、そういう仕組みの中で働いているからです。

仕組みを知れば、振り回されることが減ります。

ショップと量販店、実は全然ちがいます


まず、知っておいてほしい大前提があります。


街中でよく見る携帯の販売窓口には、大きく2種類あります。

キャリアショップ(例:auショップ、ドコモショップ)

→ そのキャリア専用の窓口です。auショップであれば、auかUQモバイルの契約しか扱えません。他のキャリアへの乗り換えをサポートすることはできない構造になっています。

量販店の携帯売り場(例:ヨドバシカメラ、ビックカメラなど)

→ au・ドコモ・ソフトバンク・UQ・Y!mobileなど、複数のキャリアを一か所で扱っています。
その場でどのキャリアにも乗り換えができます。


ポイント:ショッピングモールや駅前の催事も、どちらかわかりにくいことがあります。


実際に、私自身がそれを経験しました。


携帯業界に16年いる私ですが、母親のスマホを一緒に見に行ったとき、ショッピングモール前でやっていた催事に立ち寄りました。量販店の催事かと思っていたのですが、実はキャリアショップの催事だったんです。以前は、ショップがそういった場所で催事を行うことはあまりなかったので、すっかり量販店だと思い込んでいました。


そこで受けた案内がこうでした。「UQからY!mobileなどのサブブランドには直接乗り換えできない。逆も同じで、Y!mobileからUQへの乗り換えも今はできない。だから一度UQからauに乗り換えて、半年ほど経ってからもう一度UQに戻ってきてください。そうすれば一括1円の端末も手に入るし、料金は一時的に上がるけれど半年後にはUQの料金に戻せますよ」というものでした。


手続きに時間もかかり、頭が疲れていたこともあって、その場では「そういうルールに変わったのかな」と思ってしまいました。


でも家に帰って冷静に考えると、「あれ、おかしい」と気づきました。UQから他社キャリアへのMNP(乗り換え)は普通にできます。サブブランド同士だからといって乗り換えできないというルールはありません。16年この業界にいる私でも、長い手続きで疲れた状態では判断が鈍ってしまったんです。


これは高齢の方や、スマホに慣れていない方にはさらに起きやすいことだと思います。ショップでの手続きは時間がかかることが多く、気づかないうちに判断力が落ちてくる。そういうタイミングを狙ったわけではないとしても、結果的に不利な案内を受けやすい状況になっています。


キャリアショップの立場から見れば、お客さんを他社に出すわけにはいかない構造があります。
だから「できない」「まず○○にしてから」という案内になりやすいのです。

なぜ乗り換えをすすめるのか


理由はシンプルです。売上の仕組みが違うからです。


携帯の販売では、同じキャリアで機種変更するよりも、他社から乗り換えてきてもらう(MNP)や、新しく契約してもらう(純新規)の方が、ショップや販売員にとっての報酬・評価につながりやすい構造になっています。


つまり、機種変更だけのお客さんに対して「乗り換えませんか?」と言うのは、お客さんのためではなく、ショップ側の都合です。


これは担当者が悪いというより、そういう評価制度・報酬制度の中で動いているということです。

なぜオプションをたくさんつけるのか


「無料期間中に解約すればOKですよ」と言われながら、次々とオプションを提案される。これもよくある話です。

理由は、オプションの加入件数もノルマや評価に含まれるからです。

「無料期間が終わる前に自分で解約してね」という案内は建前として成立していますが、実際は解約を忘れてそのまま課金されてしまう人も多い。


さらに、中には「今日登録して明日解約してもいいですよ」とまで言うスタッフも増えています。それだけノルマ達成が優先されているということです。


ひとつ覚えておいてほしいのは、無料期間中に解約すれば、料金はかかりません。

以前、私が実際に「無料期間中でも解約したら翌月1か月分の料金がかかる」と案内されたことがありました。それは事実と異なる案内です。知識がなければそのまま信じてしまうことになります。

知っておくと、自分で判断できるようになる

今回お伝えしたことをまとめます。

・ショップと量販店では、案内できる内容が構造上ちがう

・乗り換えをすすめるのは、ショップ側の売上構造が理由

・オプションはノルマのためにつけられることがある

・「できない」という案内が、必ずしも正しいとは限らない

・無料期間中の解約は、基本的に料金がかからない


「なんかいつもよくわからないまま契約してしまう」という方は、まずショップなのか量販店なのかを確認するだけでも、見え方が変わってきます。


もし「自分の場合はどうなんだろう?」と思ったら、気軽にご相談ください。押し売りは一切しません。一緒に整理しましょう。

まとめ

スマホショップで乗り換えやオプションをすすめられるのは、スタッフが悪いのではなく、そういう仕組みの中で働いているからです。


仕組みを知ることで、「この提案は自分に必要か?」を落ち着いて判断できるようになります。

わからないことがあれば、いつでもCREOにご相談ください。

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