Android修理店が少ない理由

はじめに

今日は日本のスマートフォン修理市場について考えてみましょう。 特に、なぜiPhoneの修理店がAndroidスマホの修理店よりも多いのか、その理由を調べてみたいと思います。

マーケットシェアと修理店の数

市場シェアについて考えてみましょう。

日本のスマートフォン市場ではiPhoneが高いシェアを自由にしています。これは、iPhone修理店が多い理由の一つと言えます。
近年低価格帯のAndroidスマホの需要も高まりAndroidスマホのシェアも増加しており、Androidを扱う修理店も少しづつではありますが増加傾向にあります。

機種の統一性と修理コスト

機種の統一性について考えてみましょう。

iPhoneはAppleのみが製造しているのに対し、Androidスマホは様々なメーカーから発売されています。そのため、iPhone修理店は同じパーツと修理方法でほとんど解決できますが、Androidスマホ修理店は様々なデバイスと対応するためのパーツを保有する必要があります。これは修理店の運営コストに影響を想定し、結果として修理店の数に影響を与えています。

パーツの入手性

パーツの入手性が重要な要素です。

Apple製品のパーツは比較的容易に入手可能ですが、Androidスマホのパーツはモデルにより入手困難な場合もあります。これも、Androidスマホの修理店が比較の少ない理由となっております。

修理の容易性

Androidスマホ修理は難易度が高め

iPhoneの設計は一貫性があり、修理手順も一定です。一方、Androidはメーカーやモデルにより設計が異なり、修理手順もそれぞれです。難易度が高いと、修理業者がAndroidスマホの修理を控える可能性があります。

まとめ

以上が、日本におけるiPhone修理店とAndroidスマホ修理店の数に差が出る理由となります。
しかしながら昨今、日本においてAndroidスマホの需要が高まっており、Androidスマホの修理の依頼が増加しているにも関わらずAndroidスマホの修理を行なっている修理店が少ないのが現状です。

最後に

当店「スマホ修理CREO」はオープン当初からAndroidスマホの修理を行なっており、修理開始から多くのご依頼をいただいております。
しかし、上記で述べたようにAndroidスマホのパーツは機種や修理箇所によっては部品自体が流通していないものや部品が成熟していないものもあります。また機種によってはパーツが高額で必然的に修理価格も高くなってしまいます。
当店ではこれらをふまえた上でお客様へしっかりとAndroidスマホの注意事項や免責事項をご案内したのち修理を行なっております。

2023年6月現在、iPhone修理だけではなくAndroidスマホの修理を行なっている修理店様も増えており、パーツも数年前に比べると入手しやすくなってきています。
今後さらにAndroidスマホの修理店が増えることを期待しています。
増えるということは当店にとっては競合他社が増えることを意味しますが、Androidスマホユーザーにとってはとてもいい傾向にあると考えています。
競合ライバルが増えることで互いに切磋琢磨し、修理業界全体の技術力やサービスが向上していきます。
当店では日々努力を忘れずに、さらにより良いサービスの提供「良いものを適正価格」でご提供してまいります。
Androidスマホ修理のご依頼やお見積もりはお問合せフォーム からもご利用いただけます。

※2024年9月現在持ち込み修理受付を停止しています