Xperia 急に起動しなくなりスパナのマークが出現
Xperiaでのロゴループ(sony xperiaのロゴがついて消えるの繰り返し)や
スパナのマークが表示されることがよくあります。
今回は音量ボタンの反応が少しづつ悪くなり、気づいたら電源ボタンが効かなく
なり、起動しなくなった。とのことでご相談いただきました。
主な原因は?
1:システムエラー
2:基盤故障
3:本体容量の限界(ストレージが足りなくなった)
4:水没
5:バッテリーの劣化
だいたいこんな感じが多いのですが、今回はお話をお聞きしていると
なんだかこれらではなさそうな感じがしました。
とりあえず開けて見てみましょう。ということで、電源ボタンの部品も
取り寄せ交換前提での修理でした。
この機種は前あけ(画面から開ける)タイプです
さっそくあけてみると、ビックリ!!
コネクタがはずれておりました。
この部分は電源ボタンと音量ボタンのコネクタケーブルなので、この部分が
はずれてしまっていると当然ですが、電源ボタンも音量ボタンも効きません。
では、なぜはずれてしまったのでしょうか?
考えられる原因は、衝撃が加わった、またはもともとハマりが浅かった。
です。
この部分は他のコネクタに比べると確かに凹凸が浅いのでキッチリはめ込まないと
簡単にはずれてしまいます。
実は一年ほど前にドコモの携帯補償を使って本体をまるまる交換してもらっているんです
と事前にうかがっておりましたので、それが原因だったと予測できました。
なぜなら、ドコモは「リフレッシュ品」という物との交換だからです。
下取りで引き取った端末や、リサイクル、修理、さまざまな形でお客様から引き取った
端末から部品を取り出して使用したりしています。
こちらのお客様の場合はその際にこのコネクタのはめ込みが甘かったと予測する
ことができます。
何はともあれ、無事に直りひと安心です。
スマホの修理は事前に故障箇所の特定や原因を探り、あらかじめポイントを絞っていきますが
今回のように開けてからわかることも多く、思いもよらないところに原因があったりします。
裏を返せば、「直らないと思っていたのに直る」可能性が広がるということですね。
本来、Androidスマホの修理は直るか直らないかは五分五分といったところですが、
今回のようなパターンもありますので、諦めていたスマホの修理のお問い合わせも
お気軽にお問い合わせください。
※2024年9月現在持ち込み修理受付を停止しています